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朝早くにジェロームの家に行く。いつも移動に使っているバイクタクシーはJOYRIDEという会社なのだが、結構問題もある。運転が荒い、小銭を持っていないなどのお釣りのごまかし等、ちょくちょくストレスを感じる。ジェロームに相談すると、もうひとつ「Angkas(アンカス)」というバイクタクシーや配達のアプリがあって、そちらの方が会社でしっかりとドライバーを教育しているらしい。ところが、アンカスのアプリはiphone対応していない。そこで、ジェロームがいま使っていない前のケータイを貸してくれるとのことで(涙)、フランクフルトのドクメンタへ出発前に借りに行く。一通り使い方を教わり、ジェロームの家をあとにする。
まだ9時半ごろで、午後からは平野さんと約束があったので、グリーンヒルズという大きなショッピングモールに立ち寄る。ここはTシャツなどの衣類、スニーカー、香水、ブランドバッグなどのコピー商品が大量に売られていることで有名で、日本からの観光客も多く訪れるらしい。一回の洗濯に135ペソかかって、できるだけ洗濯物は溜めて一気に出したいので、いいTシャツがあれば買い足したいと思って来てみた。(ちなみに絶賛円安の影響で1ペソが今は2.55円くらい。)
めちゃくちゃでかいモールの中に本当にアホほどそういった個人商店というか、ブースがギッチギチに並んでいる。だが実際にものを見てみると、質があまり良くなかったのと、その状況自体に資本主義の侘しさを感じて、買う気が失せてしまった。
一旦自宅に戻り、午後はマークさんの展覧会のオープニングに、平野さんと友人のアートディレクターの方(名前を失念、。)とともに行く。ギャラリーのあるBGC(ボニファシオ グローバル シティ)というエリアに行く。商業の中心地として近年急速に開発されていて、かなりハイソな仕様になっている。(参考url : https://cebu-oh.com/manila/area/bgc.html )「MO Space」というギャラリーで展示は行われていたのだが、デザイナー家具を販売している企業が持っているギャラリーで、家具を売っている大きなフロアと併設して、ギャラリーがあった。富裕層に対して、インテリアとしてアートを合わせて購入させる、という感じなのだろう。こちらのギャラリーは、日本の企画ギャラリーのように所属作家と長く付き合っていくのではなく、一回ごとに展示依頼があり、展覧会を開くというかたちらしい。マニラのコマーシャルギャラリーは、最初に予想していたよりずっと多い。オープニングパーティー自体は万国どこでも変わらずという感じ。

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