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晩御飯をご馳走になるのと、平野さんの相談事を伺う予定で、夕方頃にマークさん平野さんのお宅に行く。猫のポーイが足元まで来て出迎えてくれる。相談というのは、平野さんとマークさんが中心になって運営しているload na ditoを中心として、フィリピンのアーティストに職や賃金を少しでも提供できる仕組みを、英語というコミュニケーションツールを生かして何かできないか、ということだった。もともとの平野さんのアイデア等やこういうものにしたいという思いは既にしっかりあるので、お話を伺いながら一緒に肉付けしていく。
そのあいだ、マークさんが晩御飯の準備をしてくれていた。何品か完成したので、ご飯をいただきながら先ほどの続きを話す。こちらに来ると、野菜を摂取する機会が本当に少ないので、オクラやゴーヤ、トマトが本当に美味しくて有り難かった。フィリピンの人たちの暮らしはこの何年かで厳しくなってきている。昨日のベンさんのお話でも、2016年頃のガソリンの価格は約30ペソだったらしいが、最近では90ペソと三倍になっている。もちろんそれに比例して、米などの食料品も価格は上がっていて、食費に関しては本当に日本と変わらない。（というか、日本の方が安いものさえある。）２年前に来た時よりも、なにか荒んでいるように感じるのもそういったことが影響しているのだろう。日本とフィリピンの二国間を繋いだり、アジアのネットワークを作るだけでなく、フィリピンのローカルなアーティストもサポートしようとしている、平野さんマークさんのような活動をされている方は本当に貴重だと思う。僕もとても助けれられているし、できるだけお返ししたいと思っている。
